近頃は外国語学習ブーム(いつの時代も流行の言語がありますよね。)のようで、英語に限らず、さまざまな言語が日本にいながらにして、またインターネットを利用して学べるようにもなっているようです。素晴らしいことです。でも、なんだか気になることもあったりするのです。放っておけばいいのに。

それはカタカナの使い方。はじめの取っ掛かりとして、どんな言語でも発音は大切だと思うんです。日本語の何とかという音に近いとか、アとエの間の音とか。そういう説明は絶対的に必要だと考えますし、よりわかりやすくするために、認識できる音(おん)を使っての解釈はとてもよい方法でしょう。

しかし、カタカナに置き換えての表記というのはどうか、と思うんですよ。50いくつかしか音のない日本語で別の言語を表記させる。そこには無理が生じて当然。しかも統一基準なんてないから、皆さん自分の思うままにしてらっしゃって、同じ単語なのに何通りもの表記法があるのも珍しくなかったりもします。

いろいろと無理を承知の上で、カタカナに置き換えていることも理解はしていますが、カタカナ表記を用いることで、とりあえずとっつきやすくなったとしても、それで発音を身に付けてしまうといずれ、より正確な発音を目指したときに、それが障害となることが安易に予測できるわけです。

まあ、それぞれが目標とする先も違うのだし、とりあえず単語を並べるだけで、意味が通じるならそれでもいいじゃないという意見もあるかもしれません。そのとおりでしょう、誰もがすらすらと話せるようになりたい、楽しく会話がしたいなどと志すわけでもないでしょう。それに、何より僕なんかが偉そうに批判できることではないのでしょうけど、それなりに周りの人やそのことに関心のある人たちに対して影響力のある立場でありながらそういうことをけっこうないがしろにしているような、よく考えてらっしゃらないような、そんな風に見えてしまったものですから。

人様のなさっていることだし、自分とは関係がないのだから、気にしなければよいのだけど、なんだかねぇ。
  (05.08.05)
                                                         (05.08.15 改訂)